ローソクの歴史
ローソクは古くから使われており、紀元前3世紀ころから、蜂の巣から採れる蜜蝋が使われていました。日本では奈良時代に中国から伝わってきましたが、大変貴重なもので特別な時、特別な場所でのみ使用されていました。国内でローソク(木ろう)が製造され始めたのは飛鳥時代末期(8世紀)に漆の実からロウを採ったであろうと言われています。天正年間(16世紀)博多の商人が、中国から長崎へはぜ実を伝えました。明治時代に入ってようやく現在のようなローソクが作られるようになり、大変普及しました。
しかし、昭和になって明るい電気照明器具が実用化され始め、現在では生活のなかに照明としてほとんどローソクを使う事はありませんが、オシャレなローソクやアロマローソクが販売され、若い人達の間でも人気があり癒しの面でも喜ばれローソクの灯りもまた、見直されてきています。 |